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ミチルとヒカルは大の仲良し。持ち物はお揃いを買うし、いつも一緒に行動していた。
しかしある日、二人が乗ったバスが事故に巻き込まれ炎上、ミチルは重症を負ってしまう。
事故現場の喧騒の中、泣きながら自分の名前を呼ぶヒカルの声が聞こえる。
その時ミチルが強く思ったのは、「早くヒカルと離れ離れになりたい」だった。
一体なぜ?
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ミチルとヒカルは双子の姉妹。それも結合性双生児、つまりシャム双生児だった。
二人は非常に仲が良く、「難しいが分離手術を受けてみないか?」と聞かれたときはいつも二人してきっぱりと断っていた。
ある日バス事故に遭遇、ヒカルは軽症だったものの、ミチルは瀕死の重症を負ってしまう。
自分が死ねば、身体が繋がっているヒカルもそう遠くないうちに死んでしまうだろう。
一刻も早く自分たちを切り離して、ヒカルを助けて欲しい。ミチルはそう願ったのだった。
困難な手術を奇跡的に乗り越えたヒカルは、ミチルの棺を前にして呆然としていた。
ずっと一緒にいたのに、鏡も写真もなしに正面から顔を見たのは、今日が初めてだわ。
込み上げてくるものを抑えきれず、ヒカルは大切な片割れの棺にすがり付いて泣いた。
物語:3票
物語部門
休み鶴>>
重症を負って心細いはずなのに、仲の良い人と離れることを願う。そこには強い動機がありました。