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カメオは、服を脱いでしまったことを後になって後悔した。
状況を説明して下さい。
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[簡易解説]
服の上に熱いお茶がかかってやけどをしてしまい、パニックに陥って咄嗟にその服を脱ぎ捨ててしまったものの、本当は脱がずにその上から冷たい水をかけるのが適切な対応であることを知らされ、脱ぐべきではなかったなあと後悔している。
[詳細解説]
カメオは、入れたての熱いお茶の入った湯のみをうっかり倒してしまった。
しかも運の悪いことに、熱湯に近い温度のお茶を、テーブルや床ではなく、彼の太ももの上にぶちまけてしまったからさあ大変。
「あっっっっっつ!!!」
かかったお茶のあまりの熱さに悲鳴を上げ、パニックに陥ったカメオは、堪らずに履いていたチノパンをその場に脱ぎ捨てた。
曝け出された太ももはみるみるうちに真っ赤に爛れてゆき、カメオの脳裏には、“やけど”の三文字が目まぐるしく点滅する。
慌てて氷嚢に氷と水を入れて患部を冷やし、痛みに悶絶しながらやっとのことで新しいズボンに履き替えたあと、カメオは念の為、近所の皮膚科を受診した。
「今日はどうされました?」
「熱いお茶を太ももに零して、やけどをしてしまって……」
「ちょっと見せて下さいね……あ〜、なるほどなるほど……因みに、お茶はズボンの上に零しましたか?」
「はい、そうです。」
「それで、すぐにそのズボンは脱いでしまった?」
「あ、はい。」
「ああ〜……ホントは脱がずに、ズボンの上から冷たい水をかけた方が良かったんですよ。無理に脱ごうとすると、却ってやけどが悪化する可能性がありますから。」
「あ……」
確かに以前、応急処置の方法を習った際にそのようなことを聞いた覚えがあったが、あの激痛とパニック状態の中では思いつきもしなかった。
塗り薬を処方されて家に帰る道すがら、(あの時ズボンを脱ぐべきではなかったなあ)と、痛みに顔を顰めつつ後悔するカメオなのだった。
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