行列に長時間並んでいたカメオ。
後ろを振り返って長い列ができているのを確認したカメオはわざわざ列の最後尾に並びなおすことにした。
いったいどういうことだろうか。
あまり経験がありませんので、落ち度がありましたら前もってすみませんです
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新進気鋭の女流作家のサイン会。
今日は幼い子どもの頃の淡い初恋を描いた彼女の新しい作品の出版記念でもあった。
彼女のファンの私は彼女の作品は全て読んでいたが、今回の出版記念のサイン会にはわざわざ遠くから東京まで足を運んでやってきたのだ。
都会に出るのも不慣れなのはもちろん、サイン会は初めての体験だったが、サインを貰った人から部屋を退出して帰っていく様子を見ていた私は、あえて行列の最後尾に並び直すことにした。
いよいよ最後、他のファンは出ていってしまって、部屋には彼女と私と進行役の3人しかいなかった。自分の番になった私は、それまでかぶっていた帽子とマスクを外し、彼女に購入した本を手渡した。
「貴女のファンなんです。小説の舞台になった町から来ました。」
「あなたは…」
彼女はそう呟くと目を潤ませた。
その本は幼少時の彼女と私の恋の思い出をモチーフとしたものだったのだ。
解答:サイン会の著者と二人きりになりたかった
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