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王国の王女であるリリーは早くに親を亡くしたことから、その強大な権力を振りかざし、民にも貴族にも恐れられた。全てが彼女の鶴の一声で決まる上に彼女はまだ年端もいかぬ子供。とても執政能力はあるとは言えなかった。
何人もの人が理不尽に処刑されていった。

これはその一例である。


ある日、貧困ゆえに罪を重ねていた盗っ人が捕縛され、王女リリーの目の前に連れてこられた。
大臣が「陛下、この者は死刑に致しますか?それとも無罪放免に致しますか?」と聞いた。

王女は当然のように「死刑に決まっているでしょう。」と答えた。


同じようなことが何回も続いたが、あることに気づいた大臣の機転により、理不尽な刑罰は減った。
何があったのだろう?
20年06月27日 09:12 [アルタ]
【ウミガメ】
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