みんなのGood

男は目の前のマンションに住みたかった。
でも家賃が高すぎて借りることは出来なかった。


そのためマンションで死体を出せば事故物件として安く借りれると思ったのです

【ラテラテ村は山奥の秘境にある。】
生きていくだけなら村内で生活は成り立つが、｛ラテラテ村には学校が存在しない。｝

一番近くの学校と言えるのは、隣山にあるテラル村の学校だ。
しかし、険しい山を下りてから改めて山を登るなんてことをしていては、とても学校に通えない。

なので、【ラテラテ村の子供たちは学校に通うために、山間に渡したロープと滑車を使って隣山に渡る。】
｛ロープウェイは勢いがあり、タイヤをクッションにしてストップするのだ。｝



「行ってきまーす！」

ラテラテ村の子供たちはより良い未来を拓くために、今日も元気よく天空を滑走するのである。

難病を抱えた息子を持つカメオは高額な治療費のため仕方なく人さらいの仕事をやっていた。
悪いことだとはわかっていながらも息子のためにと奮闘していたカメオ。
性格の悪いことを言えば彼らの目的はおおかた人身売買なり臓器提供。難病持ちの我が子は何があってもターゲットにはならない。そう信じていた。
しかしある時、見舞いに行ったらカメオがいなくなっていた。
まさかと思い仕事上の書類を確認すると本来なら手が出されないはずの…カメオが安心していた理由である難病の子供もターゲットになるかもしれないように方針転換し運の悪いことにカメオの息子は早速ターゲットになってしまったという。
これが原因でカメオは職場と敵対して辞めざるを得なくなってしまった。

此処は戦場

敵の一斉砲火により多数の味方が倒れた

残念ながら遺体を持ち帰る事も埋めてやる事も出来そうに無い。しかし遺族の為に僅かでも遺骨を持ち帰る必要がある

そして戦場には味方に小指を持ち去られた遺体が残されるのだった

私は落語家だ。多くの弟子がいて、私の噺はなかなか面白いと自負しているよ。

私の噺を面白がって聞いてくれる大切な友人がいる。彼は宇宙飛行士になるのが夢だ。

彼の宇宙行きが決まった。連絡を受けた私はとてもうれしくなってお祝いを送ることを約束した。
しかし私は不安だった。あの重たい鉄の塊が本当に落ちずに飛ぶのだろうか？いまいち信じられない。

三日三晩悩みぬいたのち、私の脳にあるアイデアが舞い降りた。私は持つ力のすべてを振り絞り最高傑作の新作を作り上げると弟子を集めて披露した。
最高傑作の手ごたえは十分。弟子たちは夢中で聞き入った。しかし私が噺を終えると騒ぎ始めた。

「ええ？先生そりゃないですよ。こんなに面白いのに【『オチ無い』】んですか！？」
「うん。面白くて【『落ちない』】ほうがいいだろ」
「はい？」

君の旅路が善いものでありますように。空へと行く君に落ちない(オチ無い)噺ができればってね！
おあとがよろしいようで！

(落語家の友人は宇宙へと行く僕のために落ちない(オチ無い)噺を送りました。)