みんなのブックマーク

1分前行動「8ブックマーク」
男はこれまで何十日も規則正しく毎朝7時14分に定位置から歩き出していたが、今朝は特に疲れていたので1分早い7時13分に歩き出した。
そしたらどうなった?
24年09月15日 22:46
【ウミガメのスープ】 [わかめ]



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午前7時13分、自宅の最寄り駅の上りホームに列車が入って来る。
午前7時14分、停車してドアが開いたらホームの乗車位置から歩き出して乗車する。

男はこれを何十日も休みなく毎日繰り返してきた。

会社に行くのが辛くなって心が限界に達した男は、今朝7時13分、列車が到着しつつある線路に向かってホームから歩き出した。
ほしかった*したがった「8ブックマーク」
ある夜、はしゃぎ回るカメオに手を焼いていた母親が絵本を読み聞かせると、カメオは素直に寝具をかぶった。

それから数時間ずっと、やんちゃなカメオが両親の手を掴んで二人の邪魔をし続けたので、両親はカメオにご褒美をあげた。

問題文中の寝具が、カメオの欲しがっていた無地ではなく星柄であることを踏まえて、{カメオが褒められた理由}を「川」の字を使って答えてほしい。
24年10月27日 21:04
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]



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テーマパークの{ハロウィンイベント}に行くのが楽しみで、はしゃぎ回るカメオ。
夜に人の多い場所ではぐれたら大変なので、母親はカメオに「絶対ママ達の{手を離しちゃだめ}よ」と一生懸命言い聞かせていた。

カメオは、やんちゃな幼稚園児。
予定が決まった時からずっと浮き足立っているくらいなので、何かに興味を惹かれた時に、両親を振り切って急にかけ出して行ってしまうかもしれない。

それを危惧した両親は、家族で{七夕の仮装}をしようと計画していた。
元々カメオは{シーツおばけ}の仮装を希望していたが、織姫と彦星の仮装をした両親が、カメオに用意したのは{星柄のシーツ}。

七夕物語の絵本を読んで聞かせ、「今日は七夕じゃないから、{織姫}と{彦星}は離れてないといけないの。カメオが{天の川}になって、私達がくっつかないように{邪魔をして}ね」とお願いした。

両親から頼られるのが嬉しいカメオは、使命感を持って二人の間に陣取り、きちんと天の川の役割を果たした。

これはイタズラではなく、七夕のなりきりごっこ。
{約束を守れた}良い子のカメオは、ハロウィンのお菓子の他にご褒美をもらえたのだった。





【〖 要点 〗】
カメオが母の言う通りに、{織姫と彦星カップルにとって邪魔な天の川}の役割を全うすることで、「両親の{手を離さない}」という約束を守れたことがえらかったので褒められた。
お洒落頭にヒステリー「8ブックマーク」
メイの彼氏であるハヤトは殆どお洒落に興味が無く、普段から適当に選んだ服を着ている。
彼はメイとのデートですら、いつも同じような大してイケてない安物のシャツを着ていた。

そんな二人のあるデートの日のこと。
ハヤトのイケてない安物のシャツを幾度と無く目にしたメイは、突然「私達、もう終わりよ!!!!」と叫んだ。

ハヤトのシャツがイケてないのはいつものことなのに、一体どうしたというのだろう?
今日のデート場所をある程度明らかにした上で答えてほしい。
25年01月30日 20:58
【ウミガメのスープ】 [器用]



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森の中、気が遠くなるほどの距離を歩き続けたメイとハヤトは、枝に赤い無地のシャツが括りつけられた背の高い木の前で立ち尽くした。

時刻は既に夕方に差し掛かっており、木々の隙間を縫う西日が僅かに陰り始めていた。

二人は遭難していた。
「たまには趣向を変えて」と二人で来た自然公園。対して危険な場所ではないはずであった。だが、経験不足故の慢心で本来のルートを外れた二人はそのまま迷い、致命的な判断ミスによって森の深くまで来てしまった。
電波がなく救助も呼べなかったため、二人は「今いる場所からひたすら一つの方角に歩けば森を抜ける」と考え、目印としてその場で一番背の高い木の枝にハヤトのシャツを括りつけておいたのだ。いつもならお洒落に気を使わないハヤトに苦言を呈するメイだが、今回は逆に功を奏したと言える。だが、そんな笑い話にするには未だ状況が危機的すぎた。

そうしてひたすらに歩き続けた二人であったが、歩けども歩けども森は抜けず、どこで回ってきたのか元の背の高い木の場所に戻ってきてしまった。
「こっちがダメなら」と今度は別の方角へ向かい、また元の場所に戻るの繰り返し。

息も絶え絶えのメイの前にあの見慣れたシャツが現れたのは、実に数十回目のことであった。

「ふっ、ひひっ……」

不意に引き攣った笑い声をあげたメイを、怯えながら見つめるハヤト。

「メイ…?」

【「{私達、もう終わりよ!!!あはははははははははっ!!!!!!}」】

尋常ではないメイの様子を見て、徐々に絶望の表情を浮かべるハヤト。
森の中には彼女の笑い声が木霊し、それから暫く経って、その声も聞こえなくなった。


そして…………。


「──本日未明、Sヶ原自然公園近くの山中で、身元不明の男女の遺体が発見されました。警察によりますと、遺体は死後2ヶ月は経過していると見られ、既に{白骨化}が進んでおり───」
目覚ましい働き「8ブックマーク」
いつもと同じように仕事中に数十分程度の居眠りをしていた男は、仕事が終わった後に目を覚まして堂々と帰っていった。

さて、この男が居眠りを始めたとき、時計の針はどこをさしていた?
25年03月08日 22:46
【20の扉】 [わかめ]

要知識 3月15日23時59分まででした




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名探偵の男が眠りながら事件を解決していたとき、腕時計の麻酔針は男の首を刺していた。
花、落つ「8ブックマーク」
生まれた時から心臓が悪く、近くの病院でずっと入院している鼠屋敷さん。

そんな鼠屋敷さんに初めて友達ができました。

病院の近所に住んでいる離小島君。

離小島君は鼠屋敷さんに会いに彼女が入院している病室の外にやってきます。

離小島君がきたら窓を開けてお話しするのが、鼠屋敷さんの何よりの楽しみでした。

夏は日焼けで顔が真っ黒に、冬は寒さで鼻を真っ赤にしながら、離小島君は毎日鼠屋敷さんに会いにやってきます。

離小島君にとっても鼠屋敷さんと会えるのはとても大切な時間だったのです。

特に寒くなったその日は鼠屋敷さんの大事な手術の前日でした。

「手術、とってもこわいの。夜一人で寝れるかな」

離小島君に不安な気持ちを伝える鼠屋敷さん。

離小島君は夜まで一緒にいてあげたい気持ちでいっぱいでしたが、彼も家に帰らないとお母さんに心配されてしまいます。

「大丈夫!チュー子はいい子だから絶対に手術は成功するよ!」

最後にそう伝えて、後ろ髪を引かれながらも離小島君は鼠屋敷さんとお別れしました。

しかし。

次の日も。

その次の日も。

またその次の日も。

鼠屋敷さんは病室に戻ることはなく、離小島君は彼女に会うことができませんでした。

清々しいほどの晴天なのに、離小島君の心は鼠屋敷さんに会えない悲しみでどんよりと曇ったままでした。

問い
鼠屋敷さんに会うことを諦めた離小島君がバケツに入れた野菜は何?
理由とともに答えよ。

※難易度の設定上、要望がなければ誘導強めに回答していきます。もしそれが嫌な場合は質問欄(雑談チャットでもよいよ!)にてお伝えください。
※質問制限数なし!
※鼠屋敷さん、離小島君は小学五年生くらいの年齢を想定しています
25年04月27日 22:15
【20の扉】 [ダニー]

長めに設定。5/4(日) 22:00に締めます




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手術の前日。

「手術、とってもこわいの。夜一人で寝れるかな」

「・・・ちょっとまってろよ!」

離小島君は鼠屋敷さんにそう言うと雪道を走りながら家に帰り、何やらバケツを持ってきました。

バケツの中にはにんじんと、大き目の黒いボタンが入っています。

そして離小島君は雪玉を転がし、雪だるまを作り始めました。

「これで… よし!」

バケツの帽子、ボタンの目、にんじんの鼻を付けて完成した雪だるま。

「真っ赤なお鼻、コジ君みたい」

そう言ってキャッキャと笑う鼠屋敷さん。

「これで一人じゃないぞ!だるま小島がついてる!」

「うん、ありがとう!これで怖くないよ」

そうは言っても離小島君は夜まで一緒にいてあげたい気持ちでいっぱいでしたが、彼も家に帰らないとお母さんに心配されてしまいます。

「大丈夫!チュー子はいい子だから絶対に手術は成功するよ!」

最後にそう伝えて、後ろ髪を引かれながらも離小島君は鼠屋敷さんとお別れしました。

しかし。

次の日も。

その次の日も。

またその次の日も。

鼠屋敷さんは病室に戻ることはなく、離小島君は彼女に会うことができませんでした。

「チュー子、もう、会えないのかな」

落胆して視線を落とした先にはすっかり溶けて鼻が落ちてしまった雪だるま。

それを見た離小島君はなんだか無性に悲しくなり、涙が出てきました。

その心をごまかすためにか、離小島君は溶けた雪だるまを片付け始めます。

最後に残ったにんじんとボタンをバケツの中に入れ、力なく立ち上がり家に向かってトボトボと歩きはじめたのでした。



【A.にんじん】


































「あなたが、コジ君、かしら?」

家に帰る道すがら離小島君は知らない女性に話しかけられました。

「私はチュー子の母親です。あの子に頼まれてきたの」
「手術の日、急遽いいお医者さんに手術をしてもらえることになって別の病院に移ったの。それで」

「手術は無事成功したわ」

鼠屋敷ママは少し涙交じりの声で、だけども満面の笑みで離小島君にそう伝えました。

「明日こっちに戻ってこれるの。また仲良くしてくれる?」

「べ、別に、全然仲良く、するよ」

離小島君は泣いていたことが急に恥ずかしくなり、帽子を目深にかぶり直しました。

「あの子の側にいてくれて、励ましてくれて、本当にありがとう」

鼠屋敷ママにそう言われて鼻を真っ赤にする離小島君。

その時になってようやく今日が清々しいほどの晴天であることに気づいたのでした。