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イモリは爬虫類」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
私の通っていた小学校では、昆虫や水棲小動物の採集がとても流行っていました。

当時、特にブームだったのは『ヤモリの採集』です。

ヤモリは橋の下や用水路で極稀に見かけることのできる生物で、
地元では生息数も多くなく、捕まえた子は学校でちょっと自慢できる…。
そんな生物でした。

そんな折。
ヤモリの群れがいる秘密の穴場スポットがあるという噂を聞き、
私は近所にある沼を訪れました。

噂通り、ものの数分でヤモリを発見したはいいものの、
虫かごを忘れてしまったので、それを取りに、一旦家に帰ることにしました。

残念なことに、そこで母に見つかってしまい、
「一人で危ないところに行くな」と叱られてしまったので、
その日は大人しく家にいました。

・・・
次の日、イモリを探しにこっそりとその沼へやってきた私は、
イモリがいなくなるまで執拗に、長い木の棒で沼底を叩き続けました。


…さて、一体なぜでしょう?
[るょ]

【ウミガメ】26年04月07日 20:45

エイプリルフール記念問題※問題文訂正あり

解説を見る
その日の深夜。
寝ている私を揺り起こし、母が尋ねてきました。

「あんた、井森くんと仲良かったよね?
 今日は井森くんと遊ぶつもりだったの?」

胸がどきりとしました。
私とイモリは昨日の放課後、みんなに内緒で例の沼に行っていたのです。

よその子を危ないところに連れて行ったなどと思われたら、
どう怒られるかわかったものではありません。

「いや、昨日も言ったけど、一人だよ。」
…と嘘をつきました。

・・・
次の日。学校のホームルーム。

「井森くんの行方が、昨日からわかっておりません。
 何か知っている子がいたら連絡を。」

担任がそう話しているのを、私は放心状態で聞いていました。

担任は、親友が居なくなって相当ショックを受けたのだろうと考えたのか、
「今日は早退しても構わない」と言ってくださいました。

早退の時間を使って、私はざわつく胸を押さえながら例の沼に向かいます。
後から知った話ですが、
この沼地は『底なし沼』であるとして、かなり前から封鎖されていたそうです。

昨日までは気にならなかったはずの、
『立入禁止』のフェンス看板が、やけに目に刺さったのを覚えています。


…沼の中からは、見覚えのある白い右腕が生えていました。
指先は開いたまま硬直しており、助けを求めるように上に向かって伸びています。

そこから先はよく覚えていません。

私は泣きながら、
彼の姿が完全になくなるまで、木の棒で叩いて彼を沼底に沈めました。
二度と浮いてこないように、とにかく必死に。

彼が私と共にこの沼に居たという事実を消さなければなりませんでした。

保身のためについた「沼には自分一人しかいなかった」という嘘が、
そっくりそのまま『私がイモリを殺した』という状況証拠になってしまったからです。


…皆さんも、エイプリルフールの嘘には十分お気をつけくださいね。



答え:
前日に一緒に沼で遊んでいたイモリくんが、行方不明として扱われていた。
イモリくんは底なし沼に落ちて死んでいた。

もしも彼の死体がその沼で見つかれば、
前日に沼で遊んでいた自分が、
イモリくんを殺したのではないかと疑われると思ったから、念入りに彼の遺体を沼底に沈めなければならなかった。
トリック:3票物語:1票
全体評価で良質部門
トリック部門
藤井>>構成が面白く、丁寧によく練られた問題だと感じました。
ゆーざん>>コメントなし
>>コメントなし
物語部門
イオンの東>>コメントなし
納得部門