おおかみと七つのこやぎ

真実『依頼人の裏内さんから聞いた簡単な情報をまとメモにまとめておいた。詳しい話は裏内さんから直接聞くと良いだろう』 [編集済] [良い質問]

真実『大神さんは女性、大原さんは男性だそうだ』

真実『カニバリズムっていうと食人か？可能性はゼロではないだろうが……。とにかく調べてみない事にはなんとも言えないな』

裏内「大神さんは正義感に溢れるとても良い方で、わたくしもよく親切にして頂いています。お喋り好きな方なんですけどちょっと言葉足らずな時があるのが玉にきずですわね。
大原さんは恋多き方で良く言えば情熱的、悪く言えば愛する方にのめり込むあまり周りが見えなくなる所がありますわ」 [編集済]

裏内「大神さんは一人でお暮らしですわ。ですがお子さんがいらっしゃるとお聞きした事がありますわね」 [良い質問]

裏内「ええ、今はネットで知り合った方にご執心のようですの」 [良い質問]

裏内「確かお子さんは大学進学を期に独り暮らしを始めたと伺いましたわ。ああでも以前、もうすぐ帰って来ると大神さん嬉しそうにおっしゃっていましたわね」

裏内「わたくしもそこまで詳しい事は……。大原さんの連絡先を伺っておりますから、直接お話ししてみてはいかがでしょう？」 [良い質問]

裏内「大神さんは53歳、大原さんは46歳ですわ。占いに必要ですからお聞きしましたの」

大原「僕の出自かい？ 今ちょっと忙しいんだけどなあ……ええと、19××年ラテ県産まれ亀の子小学校卒ラテ第一中学卒、中学の部活は(延々語り続けている)」

大原「ああ、【メー子】さんの事かな。昔たくさん辛い目に合ってきた可哀想な女性だよ。これからは僕が幸せにしてあげようと思ってたのに……」 [良い質問]

大原「それがね、一週間前から急に連絡が取れなくなっちゃったんだよ。また振られちゃったのかなあ」 [良い質問]

大原「彼女若い頃結婚してたらしいんだけど、嫁ぎ先で子供ができないからって散々いびられた挙げ句追い出されたらしくて。それと、生き別れになったお子さんをずっと探しているとも言ってたなあ。彼女の苦しみを思うと胸が張り裂けそうだよ」 [編集済] [良い質問]

裏内「さあ、わたくしは何も存じませんわ」

大原「いいや、まだ……おーいここ間違ってるよ！ ごめんね忙しなくて。まだ実際に会った事は無いよ、電話ではよく話してたけどね」

大原「うーんどうかなあ、どうも結婚相手とは結局子供ができなかった感じだったけど。あんまり突っ込んでは聞けなかったや」 [良い質問]

大原「うん、ちょっと……おーいあの記事どうなってるー！ 仕事中でね。新聞社で働いてるんだ」 [良い質問]

真実『この付近でか？ この辺りで誘拐事件があったとは聞いたことがないかな』 [編集済] [良い質問]

裏内「ええ。ですが大神さんはご退職なさってからの日課で、今の時間帯はご自宅の周りをお掃除していると思いますわ。電話には出られないと思いますから、会いに行かれてはどうかしら？」 [良い質問]

裏内「どうでしょうか、少なくとも占い館で顔を合わせた事は無いはずですわ」

大原「彼女とは熟年層向けの交流サイトで知り合ったんだ。決していかがわしいサイトじゃないよ？」

大原「会話の内容から察するに僕と同じぐらいの年じゃないかな」

大神「あら、貴方達どなただったかしら？ ええ娘と息子がいますよ、うふふっ」 [良い質問]

大神「あの子が息子の【洋】くんよ、と言っても義理のね。娘の旦那さんなの」 [良い質問]

大神「大神洋(おおがみひろし)ですけど……どうしてそんな事を聞くの？」(真実がこっそりメモを渡してきた)『警戒されている様だ』 [編集済]

裏内「ええ、構いませんわ。ただその事に関して『吉』と『凶』二つの占い結果が出ていますからお気をつけて」(出先でも裏内、大原とは会話可能です) [良い質問]

大神「ネットはさっぱりねえ。ぐぐーる？ ぐらいしか分からないわ」

裏内「なむなむ～……出ましたわ、『片方は情報が手に入る、もう一方は話が情報を引き出しにくくなる』。ですが凶の出方が弱いので、悪い方でも調査に支障をきたすほどではないと思いますわ」 [編集済]

真実『今の状況で依頼の事を話すのはどう転ぶか分からないぶん少々リスクが高い。もう少し情報を集めてからの方が良いかもしれないな』

大神「あら裏内さんのご友人だったのね！ 良いわよーおばさんどうせ暇だから」 [編集済]

大神「しがない公務員よ。ちょっと腰を悪くしちゃったから早めにお暇頂いたの」 [良い質問]

大神「そうねえ、まあ曲がった事が許せないのは生まれつきだけどね！ 今思えば天職だったわあ」

大神「あらよく分かったわね、意外でしょうふふ。貴方も今のお仕事頑張り続ければきっと報われるわ、自信持ちなさい！」 [良い質問]

大神「若い二人のおじゃま虫になりたくないから同居は断ったんだけどね、そしたら娘達の方が私ん家の近くに引っ越して来てくれたの！洋くんはちょっと人見知りだけど本当に優しい子よー、辛い思いをしたでしょうに、本当に良い子に育ってくれたわ」 [良い質問]

大原「いや、それが……メー子さんには有名企業に勤めてるって嘘付いてたんだ。見栄張っちゃって……」

大神「あらダメダメ、守秘義務があるから事件についてははなせないわ」

大神「あらやだお喋りが過ぎちゃったわ、今の話は忘れてちょうだいね！」 [良い質問]

大原「僕はそこまで突っ込んで聞くのは避けたよ。デリカシーに欠ける男と思われたくないからねえ」

洋「……はい？ なんですか？」

洋「……っ、なんの事ですか。貴女方いったいなんなんです？」 [良い質問]

大原「……うん、待ち人来たらず……だってさ。裏内さんには彼女の事は忘れて新しい出会いを待ちなさいってアドバイスされたよ……」

大原「別に良いけど、ずっと電源が入ってないみたいで繋がらないよ。そんな事より探偵ってどういう事だい？ 何かあったの？」 [良い質問]

真実『そっちからじゃ見えないか。運転席には誰も乗っていない、多分洋さんは持っている荷物を助手席に積もうとしていたんだろう』(こっそりメモ渡し) [良い質問]

(前髪の生え際から額にかけて三日月型の傷跡がある。昨日今日付いた物ではなさそうだ) [良い質問]

洋「病院に行く予定があるんです。事実忙しいのでもういいですか」 [編集済] [良い質問]

真実『かばんも持っているがそこまで大きな物じゃない。だがクッションや薄手のひざ掛けを一緒に持っているせいで大分かさ張っているな。どれも女性が好みそうなデザインの物だ』 [編集済] [良い質問]

洋「いえ、病院へは妻を迎えに」 [良い質問]

洋「……これは子供の頃の古傷です。妻は妊娠中でお腹の張りが強く大事を取って入院していたのですが、体調が安定したので今日退院します」 [編集済] [良い質問]

大原「思い出したんだ。メー子さんと最後に電話してた時、僕が占い館に行く途中で額に特徴的な傷跡がある青年とすれ違った事を話したって。それから急にメー子さんの様子がおかしくなったんだよ。まさかとは思うけど、あの青年が？」」 [良い質問]

(『お掛けになった電話は電波が届かない場所にあるか電源が入っていないため……』やはり繋がらないようだ)

真実『分かった、調べてみよう』 [良い質問]

(大原に詳しく聞いた傷跡の特徴と一致しているようだ) [良い質問]

大神「あらありがとう！うふふ。病院は亀山総合病院よ」

大神「えっ、八木って……ちょっと、あんた達まさかマスコミじゃないでしょうね！ 今更蒸し返そうっていうの？ 事件について何も話す事は無いって言ったでしょ！」 [編集済] [良い質問]

真実『待ってくれ、亀山総合といえばかなりの大病院だ。闇雲に調べ回るのは時間が掛かりすぎるぞ』

真実『条件に合いそうな女性は見当たらないな』

大神「……あんた達がとぼけてるのか本当に何も聞いてないなのか知らないけどね、私から話す事は何も無いわ」

裏内「いいえ、大神さんはご自身の事はお話になっても、他の方のプライベートは重視する方ですから」 [編集済]

大神「八木明子は20年近く前にあった幼児誘拐事件の犯人よ。その被害者が小山洋(こやまひろし)、もう分かってるかもしれないけど私の義息子の洋くん。そして、洋くんを保護したのが当時警察官だった私なの」 [良い質問]

受付「大神さんならついさっき退院なさいましたよ？」

大神「ええそうよ、彼女は公園で偶然見かけた洋くんを『この子は自分が産むはずだった子だ』と思い込んで連れ去ったらしいわ、出所後更正した様子だって聞いたのに、どうして今更……」 [編集済] [良い質問]

真実『流石にそこまでは無理だ……』

大神「分かったわ、行きましょう」(洋と会話できるようになった) [良い質問]

大神「当時一緒に洋くんの事件を担当した私の相棒がまだ現役よ。今でもお付き合いがあって洋くんの事気にかけてくれているし、彼なら頼りになるわ！」 [良い質問]

洋「えっ、八木明子が……?! 分かりました、妻にも事情を説明して早急に身の安全を確保します」 [良い質問]

大神「もちろんよ、今すぐ協力を要請するわ！」 [編集済] [正解]

真実『今は八木明子らしい人物は確認できない。しかし調べてみたところ最近この周辺で不審な中年女性が目撃されている様だ。警察に大神さん一家を警備してもらうのが得策だな [正解]