今度の夏の甲子園で活躍間違いなしと噂される野球部エースのアツヤ。
彼の練習が終わるのを、タオルを持った女子生徒たちがフェンス裏で待ち構えていた。
伊勢丹で購入した贈答用の高級タオルを用意した者。
漂白に漂白を重ねた、雪にも豆腐にも甲子園球児の歯にも負けないぐらい真っ白なタオルを用意した者。
柔軟剤をボトル1本まるまる使った、ふわっふわふわふわふわふわふわなタオルを用意した者。
自分の氏名・年齢・住所・電話番号・SNSアカウントを刺繍した、個人情報タオルを用意した者。
自分の衣服と一緒に洗濯した後、自分の髪の毛を大量に織り込んだ、ラブ・デラックスなタオルを用意した者。
各々がタオルに様々な工夫を施してきている中、
今日の帰りのホームルームで生徒全員に配られた開校35周年記念の校章入りタオルを持ってきたナナミが、(みんな準備不足だなぁ)と思っているのは何故?
彼の練習が終わるのを、タオルを持った女子生徒たちがフェンス裏で待ち構えていた。
伊勢丹で購入した贈答用の高級タオルを用意した者。
漂白に漂白を重ねた、雪にも豆腐にも甲子園球児の歯にも負けないぐらい真っ白なタオルを用意した者。
柔軟剤をボトル1本まるまる使った、ふわっふわふわふわふわふわふわなタオルを用意した者。
自分の氏名・年齢・住所・電話番号・SNSアカウントを刺繍した、個人情報タオルを用意した者。
自分の衣服と一緒に洗濯した後、自分の髪の毛を大量に織り込んだ、ラブ・デラックスなタオルを用意した者。
各々がタオルに様々な工夫を施してきている中、
今日の帰りのホームルームで生徒全員に配られた開校35周年記念の校章入りタオルを持ってきたナナミが、(みんな準備不足だなぁ)と思っているのは何故?
No.1[霜ばしら]11月05日 02:3211月05日 02:35
アツヤにサインしてもらうタオルは、開校35周年記念の校章入りタオルにすると価値が上がるので、違うタオルにサインしてもらう人達は準備不足だと思いましたか?
うっひょー鋭い!! ナナミはサインしてもらうつもりYES!! ただ、記念タオルにしてないことが準備不足ではないのです。 [良い質問]
No.4[霜ばしら]11月05日 02:3711月05日 02:38
アツヤに差し入れるタオルの他にサインしてもらう用の綺麗な紙もしくは布をみんな準備してないのが準備不足だと思いましたか?
サインを貰うための準備不足、正解です!!! 解説では、誰もサインペンを持ってないのです! [正解]
No.5[きっとくりす]11月05日 02:3711月05日 02:39
ナナミは他の子達もサインをもらうつもりだと思ってますか?
NO! 故に、みんなサイン貰う気あんのか~?となったナナミでした! [良い質問]
参加者一覧 4人(クリックすると質問が絞れます)
全員
霜ばしら(2良:1正:1)
ほずみ(1)
るょ(1)
きっとくりす(1良:1)
簡易解説:
自分以外、誰もサインペンを持ってないから。
解説:
帰りのホームルームで、開校35周年記念の校章入りタオルを貰ったナナミ。
皆が「「要らねー」」と言う中で彼女も(要らねー)と思っていたが、そーいや野球部に甲子園での活躍が期待されるているアツヤという男子がいたなと思い出す。
(甲子園球児のサイン入りの学校オリジナル記念タオル・・・。 彼の活躍次第では、コレって相当高値で売れるのでは?)
善(?)は急げとタオルとサインペンを持ってアツヤのクラスに行くが彼は既に部活に行っていたので、ナナミは野球部の部活終わりを待つことにした。
アツヤの部活終わりを待つ女子生徒はナナミ以外にもいた。 だが、ナナミ以外に記念タオルを持ってきている者は1人もいない。
それもそのはず、サインを書いて貰うためにタオルを持っているのはナナミだけで、他の女子生徒はアツヤに汗を拭いてもらうためにタオルを用意しているのだ。 当然、ナナミ以外は誰もサインペンを持っていない。
そんなことは露知らず、サインペンを持たない彼女たちを見て(準備不足だなぁ)と呆れるナナミ。
部活中にも関わらず飛び出そうとする女子たちを牽制していたコーチがようやく「良いよ」と言うや否や、ナナミは周囲の女子を押しのけて一番にアツヤの元に駆け寄った。
「練習お疲れ様! 良かったらこのタオル――」
「ああ、ありが・・・」
「――にサインしてください!!」
「とう・・・んえっ!? えっ、あ、ああ、良いけど・・・」
予想外のタオル手渡しに動揺しつつも、と言うか動揺したから思わず了承してしまったアツヤは、汗だくのままサインを書くハメに。
それを見ていた周囲の女子たちも、タオルを受け取ってもらおうなんて気持ちは雲散霧消したようで。
「あっ、サイン貰うなんてズルい!」
「私のタオルにもサインして!」
「記念タオルにサイン良いなぁ! さっき貰ったタオル教室に置きっぱだよー!」
すっかりサイン責めに遭うことになったアツヤ。
こんなことになるとは思っていなかったアツヤは大層驚いたが、それより何よりナナミが驚いていた。
「えっ、みんなサイン貰いに来たんじゃないの!? サインペン持ってないから準備不足だなぁと思ってたけども」
「そうだ、ペン持ってない! 貴女、ペン貸して!」
「ちょっ、図々しいわよ!」
「良いじゃない! あーあ、さっき貰った記念タオル持ってくれば良かったー!」
こうして部活終わりにサイン会という労働を強いられたアツヤを、普段から1人だけモテモテなことを腹に据えかねていたチームメイトたちがそれ好機とからかうのだった。
「いやー、めっちゃ笑ったわ」
「モテる男はツラいねー」
「俺の汗まみれのタオルにもサインくれよー」
「・・・ヘッ! モテないお前らと違って、ちゃーんと汗拭き用に1枚は貰えてるんだよ! アー、女子から貰ったタオルで汗拭くと疲れが取れるなぁ!!」
髪の毛入りのやつですけどね。
自分以外、誰もサインペンを持ってないから。
解説:
帰りのホームルームで、開校35周年記念の校章入りタオルを貰ったナナミ。
皆が「「要らねー」」と言う中で彼女も(要らねー)と思っていたが、そーいや野球部に甲子園での活躍が期待されるているアツヤという男子がいたなと思い出す。
(甲子園球児のサイン入りの学校オリジナル記念タオル・・・。 彼の活躍次第では、コレって相当高値で売れるのでは?)
善(?)は急げとタオルとサインペンを持ってアツヤのクラスに行くが彼は既に部活に行っていたので、ナナミは野球部の部活終わりを待つことにした。
アツヤの部活終わりを待つ女子生徒はナナミ以外にもいた。 だが、ナナミ以外に記念タオルを持ってきている者は1人もいない。
それもそのはず、サインを書いて貰うためにタオルを持っているのはナナミだけで、他の女子生徒はアツヤに汗を拭いてもらうためにタオルを用意しているのだ。 当然、ナナミ以外は誰もサインペンを持っていない。
そんなことは露知らず、サインペンを持たない彼女たちを見て(準備不足だなぁ)と呆れるナナミ。
部活中にも関わらず飛び出そうとする女子たちを牽制していたコーチがようやく「良いよ」と言うや否や、ナナミは周囲の女子を押しのけて一番にアツヤの元に駆け寄った。
「練習お疲れ様! 良かったらこのタオル――」
「ああ、ありが・・・」
「――にサインしてください!!」
「とう・・・んえっ!? えっ、あ、ああ、良いけど・・・」
予想外のタオル手渡しに動揺しつつも、と言うか動揺したから思わず了承してしまったアツヤは、汗だくのままサインを書くハメに。
それを見ていた周囲の女子たちも、タオルを受け取ってもらおうなんて気持ちは雲散霧消したようで。
「あっ、サイン貰うなんてズルい!」
「私のタオルにもサインして!」
「記念タオルにサイン良いなぁ! さっき貰ったタオル教室に置きっぱだよー!」
すっかりサイン責めに遭うことになったアツヤ。
こんなことになるとは思っていなかったアツヤは大層驚いたが、それより何よりナナミが驚いていた。
「えっ、みんなサイン貰いに来たんじゃないの!? サインペン持ってないから準備不足だなぁと思ってたけども」
「そうだ、ペン持ってない! 貴女、ペン貸して!」
「ちょっ、図々しいわよ!」
「良いじゃない! あーあ、さっき貰った記念タオル持ってくれば良かったー!」
こうして部活終わりにサイン会という労働を強いられたアツヤを、普段から1人だけモテモテなことを腹に据えかねていたチームメイトたちがそれ好機とからかうのだった。
「いやー、めっちゃ笑ったわ」
「モテる男はツラいねー」
「俺の汗まみれのタオルにもサインくれよー」
「・・・ヘッ! モテないお前らと違って、ちゃーんと汗拭き用に1枚は貰えてるんだよ! アー、女子から貰ったタオルで汗拭くと疲れが取れるなぁ!!」
髪の毛入りのやつですけどね。
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自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
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