生け贄の犠牲者

探偵「ああ、依頼人の家に行ってみよう」

探偵「依頼人がいたぞ、これからは質問に答えてくれるだろう」
依頼人「うーん、生け贄のことは村長が決めた事なので、よくわからないですね」 [編集済]

依頼人「私が知っているのは、化け物が来るようになり、そのために生け贄が捧げられているということだけですね、実は私、別の所から嫁いで来たもので村に来たのは最近なのです」

依頼人「はい、カメオさんは職業は坊主で年齢40才、カメ太郎さんは職業は農家で年齢は３５、３６でしょうか」 [良い質問]

探偵「カメオの家に着いたが誰もいないみたいだな」

依頼人「わかりました」旦那「えーと生け贄のことですよね、２年くらい前に鬼の姿をした化け物がこの村にやって来て、村人を食べていったのです。このままでは全員殺されると思い村長が生け贄を提案したのです。毎年一人差し出すので勘弁してほしいと。生け贄を選ぶ基準は年齢と聞いてますね。若者より年を取ったものと」 [良い質問]

旦那「はい、あのときはそれしかないと皆納得せざるを得ませんでした」

旦那「去年ですか、えーと、一人の生け贄が選ばれて化け物に捧げられましたね、特に何事もなく済みましたが。ただカメオの様子が少し変だったかな」

旦那「生け贄を村長が選び、年長の男が選ばれましたね、年が45位だったと。選ばれた男を夜に村長が迎えにいき、化け物に捧げられました。化け物も特に怒ることもなく生け贄は終わりました。去年の生け贄の男とカメオとの関係でいいんですかね、特に関わりもなかった気がしますが、村であったら挨拶をするくらいの関係ですかね」

旦那「顔が青ざめて、上の空だったな、来年かとか呟いてたな」 [良い質問]

旦那「わかった」村長「なんじゃ、化け物のことか、あれは２年前のことじゃったな、鬼の姿をした大きな化け物が村人を食い始めたんじゃ、村の年寄りは逃げられずに全員食べられてしまった。若者も大分食われてな、おかげで村の年長は今40歳のカメオになってしまったわい。なんで村人には申し訳ないがこれ以上若いもんを減らすわけにはいかんので年長者から生け贄になってもらっとるんじゃ。」 [良い質問]

村長「それが不思議なんじゃ生け贄の夜にわしはカメオを家に迎えに行った。カメオが家から出てきたので化け物の所に連れて行ったんじゃ、だが朝になってみればカメオは生きておるし、生け贄になったのはカメ太郎なんじゃ。わしには何がなんだか」 [編集済] [良い質問]

村長「そういえば、暗くて顔はよく見えんかったな、じゃがあの見た目はカメオに間違いないぞ、間違えはせん」ミスリード注意 [編集済] [良い質問]

村長「手順というほどではないが、夜にわしが生け贄の家にいき生け贄を迎えに行くんじゃ、それまでは残された時間を過ごすために自由にしておる。まあ流石に村の外には見張りがいて出れんがな。その後山の麓で化け物が待っているので生け贄を渡して終わりじゃな」

依頼人「３ヶ月ほど前ですかね、隣村から嫁いで参りました」

村長「生け贄が終わったら念のために次の日の朝に確認に行くんじゃが、そこにカメ太郎の頭があったんじゃ。わしは驚いて村に帰るとカメオがおってな、そこで生け贄になったのはカメオではなく、カメ太郎と気づいたんじゃ」 [編集済]

村長「わしがカメオを見つけたとき驚いて話しかけたんじゃが、どうして生きているんだと。じゃが変な事を言っておったの仏様のおかげで助かったとか。そのあとすぐにどこかに行ってしまったわい」

村長「カメ太郎は真面目で素直な良い性格と村人からも慕われておったの、ただ素直過ぎて人を疑わない所もあったの。カメオは性格がズル賢く、自己中心的な部分があったの。そのためかカメオを嫌っている村人も少なくなかった。だが一方で、お坊様と熱心に慕っておる村人も少なからずおった」 [良い質問]

探偵「カメオかどこにいるのだろうか、カメオの家にもう一度行ってみるか？」 [編集済]

探偵「わかった、着いたぞカメオの家に。お、近くにおばちゃんがいるな、なにか聞くか？」

おばちゃん「カメオさん？さっきカメ太郎さんの家の辺りをうろうろしてたわよ。化け物ねぇ、あれが来てから大変で私の息子も食べられて、年寄りもほぼいなくなるし、まぁ化け物については村長さんが一番詳しいわよ」 [良い質問]

おばちゃん「そうねぇ、あっカメオさんが夜に家の扉の所でごそごそしてたわね。まぁ自分の家だから何も言わなかったんだけどね」 [良い質問]

探偵「重要そうな情報をまとめたぜ」

おばちゃん「そうじゃないと思うわね、最初は男とか女お構い無く食べてたし、年長者なら男女問わず生け贄にされるわ」

おばちゃん「二人の容姿?全然似てないわよ、カメオさんってお坊さんでしょ、だからいつも袈裟を来てて、頭もツルツルだし。カメ太郎さんは髪の毛もあったし。でもそうね、身長と体格は似てたかしら。でも見た目がそんなだから間違えることはないんじゃないかしら」 [良い質問]

探偵「聞いてみよう･･･うん？この村人が何か知ってるみたいだ」村人「妖術ですか？妖術ではないんですがカメオさんがカメ太郎さんに何か退魔の衣服と言ってなにか渡してるのを見ちゃったんです。カメオさんにそんな力あるんだと驚きましたよ」 [良い質問]

探偵「村人たちに聞いて見よう･･･そうみたいだ‼かなり慕っていたみたいだな」 [良い質問]

探偵「よし･･･着いたぞ、うん?家が空いてるな、でも誰もいないな。どうする？」

依頼人「私が答えます、化け物は一応はこちらとコミュニケーションはとれるみたいですね。ですが生け贄の条件が最低限でこれ以上の話し合いは無理でしょう」

探偵「調べて見よう･･･なんだこれは？退魔の薬?怪しいな」 [良い質問]

探偵「よし、知り合いに詳しいやつがいるので聞いてみよう。･･･どうやらこれは強力な脱毛クリームみたいだ。ぬると毛がすぐに抜けてしまうらしい」 [編集済] [良い質問]

村長「おお、そういえば動転して気づかなかったが、髪の毛がなかったな」 [良い質問]

村人「見た目か茶色っぽくて確かにカメオが普段着ている衣服と似てたような･･･折り畳んで渡してたから見えにくかったが、そうか!!あれは袈裟だな‼️」 [良い質問]

村長「そうじゃな、会話というか凄い抵抗じゃったな。俺じゃない、違うとかずっと言っておったわ。しょうがないので、力技で気絶させて連れて行ったわい。わしはこう見えても村一番強いんじゃ」 [良い質問]

探偵「うーん家の中にはこれ以上気になるところはないな。外に出てみるか。カメ太郎の近所の村人Bがいるな、話を聞けそうだ」

村長「わしか、７５じゃ」

村長「何を言うんじゃ!!村の長のわしがいなくなったら村はどうなるんじゃ。わしが生け贄になるなどありえんよ、村人もそれで納得しておる」

村人B「カメオか、知らないなー、あっ気になる事と言えば、生け贄の夜だったかなカメ太郎の家の玄関辺りでなにかごそごそしてるカメオを見たぜ」 [良い質問]

探偵「わかった、おや？この表札なんか変だぞ、逆さまにかけてあるな。これじゃあ読みにくいだろ」 [良い質問]

探偵「ふむ、田中カメオと鈴木カメ太郎らしいな」

探偵「よし、調べて見よう。おや、この表札おかしいな表裏両方に名前が書いてある。表にはカメ太郎、裏にカメオと書いてるぞ」 [良い質問]

探偵「わかった、お?こっちの表札も表裏両方に名前が書いてあるみたいだ。表にはカメオ、裏にはカメ太郎と書いてるぞ」 [良い質問]

カメオ「知りませんねー誰かのイタズラでは？それがカメ太郎が私の家にいたと言う証拠になるのですか？」 [編集済]

カメオ「私が着ている袈裟ですか？私の家にありますが」

カメオ「構いませんよ」

カメオ「もうすぐ生け贄になるわけでしょ、落ち着かなくてねー家の付近をウロウロしてたんですよ、そのあとふらっとカメ太郎さんの家に行ったら表札が曲がってたのでね、直して差し上げてたんですよ」

カメオ「それは仏様のおかげでございます。仏様が毎日信仰を欠かさずしている私を助けてくださったのでしょう」

カメオ「それはどうでしょうか?確かに表札が裏返っていたら、カメ太郎の家にカメオの表札が出てたことになりますね。ですがそれはおかしいですね、村長ですよ、私の家は把握してたはずです、普通間違えるでしょうか」 [良い質問]

村長「袈裟を着ていたな、なのでわしはカメオだと思ったんじゃ、カメオ以外にあの服装はおらんからな」 [良い質問]

村人「村長がボケてる？いや、そんなことはないがな。まあ、少しおっちょこちょいな部分はあったがボケてるとまではいかないな」

探偵「袈裟を着ているな、普通の袈裟に見えるが」

村人「いや、特にはいなかったな」

村長「ああ、あったな。袈裟の服だったような」 [良い質問]

カメオ「事件の夜は家にいましたよ、村長を待っててね、ですが結局来られませんでしたが。そのあとは仏様に助けて頂いたことを感謝しながら町を歩いておりました」

村長「生け贄の日の夕方頃じゃったかな、それ以来みておらんな」

村長「どうぞ、普通の袈裟だぞ」

村長「そうじゃのー確かにわしはカメオの家にいきカメオを連れ出したからの」 [良い質問]

探偵「普通の袈裟だな」

カメオ「はい、いいですよ」

探偵「近くはないがややこしいな、川を挟んで二人の家があって左右対称になってるな、家も見た目がおなじなので度忘れしそうだぜ」 [良い質問]

探偵「いや、何もないな」

カメオ「私は一晩中家で待ってたんですよ、ですが結局朝になってしまって。気づいたら生け贄も終わってましたね」

村長「カメオとカメ太郎の家だけじゃなく、村のほとんどが藁葺きの家で見た目同じじゃ。古い村じゃからのお。最初の頃は覚えるんに苦労したが、最近は間違えんぞ。･･･間違えん、多分な」 [良い質問]

探偵「カメオの家にか？カメ太郎じゃなく？落ちてはないな」

村長「川下じゃ」

村長「嫌、歩いておらんぞ」

村長「うーん慣れてないと間違えるかもしれんな。あの生け贄の夜もな実はわし、間違えてしまったんじゃ。」 [良い質問]

村長「いやな、カメオを迎えに行こうとしたらカメ太郎の家に間違って行ってしまったんじゃ。そのあとカメオの家にいき直したんじゃが。暗かったからかの、家を間違えるなどなかったんじゃが」 [良い質問]

村長「そうなるの、じゃが、わしはカメ太郎と話したぞ、親切に家を間違えてると教えてくれての、そこで表札をみてカメ太郎となってたんでわしの間違いだと気づいたんじゃ。」　ミスリード注意 [編集済] [良い質問]

村長「そうじゃな、今度は表札を見てカメオの家を確認して、カメオを呼んだんじゃ」

探偵「取れると思うぞ、両方の表札の指紋を取るぞ。カメオの家の表札からはカメオの指紋が出てきたな、カメ太郎の表札からはカメオとカメ太郎の指紋が出てきたぞ」 [編集済]

探偵「調べて見よう、うーんみあたらないな」

カメオ「そこまでバレてるならしょうがないですね、そうですよ、私がカメ太郎を代わりに生け贄にしたのです。カメ太郎はバカ正直で利用しやすかったですよ。」 [正解]