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小学6年生のカメオは、友達のウミオに「ポケット◯ンスター」のゲームを貸してあげた。その際にカメオは、「返して貰った時には、ウミオの遊んだデータはどんなにやり込まれていても消して、自分でも遊び直す」ことを貸す条件とし、ウミオもそれに同意していた。ところが、その後カメオは新しいゲームを買って貰ったことから、ウミオにゲームを貸したまま返してもらうのを忘れてしまい、そのまま小学校を卒業して、二人は別々の中学校へ進学し疎遠になってしまった。
小学校卒業からおよそ半年後、「さすがにカメオにゲームを返すべきだろう」ということで、中学生になったカメオの手元にやっとゲームが戻ってきた。カメオは久しぶりにこのゲームで遊びたいと思ったが、ふと気になったのでウミオのデータを消す前に試しに起動してみた。すると、ゲームをクリアしているのはもちろん、ポケ◯ンをたくさん集めてはそれぞれにニックネームを付けていたり、レベルをかなり上げていたり、他のやり込み要素もしっかりやっていたりなど、ウミオは相当ハマって遊んでいたようだった。
それを見たカメオは、その後データを消すことも、そのゲームで遊ぶこともしなかった。
一体なぜ?
19年11月24日 18:40 [ブラダマンテ] [一つ星シェフ]
【ウミガメ】
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