秋の作文コンクールに2つの作品が投稿された。
投稿者は全くの別人なのに、内容はおろか表現まで完全に一致しており、片方が盗作であることは明らかであった。
当然、後に投稿された方が盗作かと思われたが、実はこちらがオリジナルで、一週間も先に投稿された方が盗作であることを審査委員達はすぐに見破った。
投稿者もこの作品も全く知らなかったのに、一体何故、盗作がどちらか分かったのだろうか?
解説を見る
解説
超高度監視社会。
電子情報が全て監視されているのははもちろん、プライベートな空間を含めどこにでも監視カメラが設置されており、人々は常に一挙手一投足までを記録されている。
とは言え、何事もなければその膨大なデータが参照されることもなく、監視に慣れきった人々はごく普通に生活している。
そんな中...
◆
審査員カメオ 「なんだこれは、全く同じ内容じゃないか」
審査員ウミオ 「盗作か?ラテに調べてもらおう。」
審査員カメミ 「ラテ、この2つの作品を書かれた時点まで遡ってくれる?」
AI審査員ラテ 「分かりました。録画映像をスキャンすることになるので時間がかかりますが...120秒ほどお待ちください。」
審査員カメミ 「これ、両方とも手書きですね。珍しい。」
審査員ウミオ 「それより、今どき盗作なんかよくやろうと思うな...」
審査員カメオ 「手書きならバレにくいと思ったのかもしれないな。」
AI審査員ラテ 「皆さま、特定できました。こちらの、先に投稿された方の作品は書き写して書かれたものです。」
審査員カメオ 「おぉ速いな、ありがとう。では、これを除外して審査に戻ろうか。」
要約
・超高度監視社会。人々の行動は常に、全てが記録されている。
・AIは必要に応じてその膨大なデータにアクセスすることができる。
・作文コンクールの不正を暴くため、AIにそのアクセス許可が降りた。
・AIの処理能力は非常に高く、数分のうちに映像データをスキャン。盗作者が他の人物の作品を書き写している現場を特定した。
トリック:2票
トリック部門
kopi>>
この発想は無かった・・・まるで天地がひっくり返ったかのような感覚に襲われる輪ゴムさんワールド。