迷子の宇宙人」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
⑴少女との遭遇
「まあ、こんなところに誰かいるなんて珍しいわね」
A「はじめまして。実は僕宇宙人なんだ」
「宇宙人?なあんだ、宇宙人て案外普通なのね」
A「そうみたいだね。この星の人と同じように普通に迷子にだってなるしね…
ところで僕の宇宙船まで戻りたいんだけど何か知らないかな?」
「あなたの宇宙船?さあ、私は知らないわ。旅行でここに来ただけなの、北に行けば最北の村があるからそこの人にでも聞いてちょうだい。
でも、ひとつ気をつけてね。この国の人たち、口を開けば一言目には嘘ばっかりだから」
A「分かったよ、ありがとう」

⑵青年との遭遇
A「こんにちは、君はこの国の人?」
「違うよ。なんだい、変な格好してるね」
A「僕は迷子の宇宙人なのさ。僕らは繊細だから、僕らの星以外ではこのスーツを脱いだら死んじゃうんだ」
「へえ!宇宙人てのはこんなヘンテコなのかい。まあ、それは大層なこって!宇宙船でも探してるのかい?」
A「そうなんだ。何か知らない?」
「知らないな、ただ、北のはずれにでっかい宇宙船打ち上げ場があるぞ。行ってみたらどうだ?」
A「そう、ありがとう」

⑶老人との遭遇
「なんだお前は、おかしな格好しやがって。この先は打ち上げ場しかねえぞ。関係者以外立ち入り禁止だとよ」
A「ちょっとそこに用事があってね。ところで君はこの国の人?」
「いや、違う。俺は通りすがりの商人だ。それにしてもお前、打ち上げ場に用事だと?なんでも今、未知の惑星に行く宇宙船に乗せる実験台を探してるって噂だ。お前みたいな変なやつ、取っ捕まって実験台にされるかもなあ?」

⑷打ち上げ場への道中
「怪しいやつだな、連れて行こう」
A「待ってくれ、探し物をしているだけなんだ。実験台にでもする気かい?」
「ああそうだ。連絡が入っていた。お前はあの宇宙船に乗るんだよ!」

⑸宇宙人との遭遇
A「あれ、また会ったね。こんな所で会うなんて奇遇だね」
A「ああ、どうやら僕は実験台にされてしまうらしい。どうなっちゃうのかなあ」
A「え?地球以外で死ぬのはまっぴら?」
A「…あぁ、そういうことか。ははは、僕はどこでも死ぬのは嫌だけどなあ…」

宇宙船は飛び立った。


Aと再会したのは誰?宇宙船に乗ったAはどうなったでしょう?
人物の出身、嘘をついているかについての質問はNGとします。
19年01月16日 18:11 [@8]
【ウミガメ】【闇スープ】
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