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海亀村では「イノシシやクマと言った猛獣に出会ったら、土下座をすると命が助かる」という言い伝えがある。
もちろん現実には猛獣相手にそんなことをしても襲われる確率が下がるわけではないのだが、一体なぜそんな言い伝えが出来たのだろう。
[甘木] [☆スタンプ絵師]

【ウミガメ】19年01月14日 16:55
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その昔、海亀村に住む狡賢い男が村人を集めてこう言った。
「イノシシやクマと言った猛獣に出会ったら、土下座をすると命が助かる!」
無論、土下座の意味など猛獣にはなんの意味もない。
しかし、猛獣に出会っても必ずしも命を落とすとは限らず、猛獣の気まぐれで見逃される可能性もあることを男は知っていた。これを利用したのである。


土下座という行動をとって助かり、村に逃げ帰ることが出来ることはたしかにある。
そして、その行動をとっても助からない可能性ももちろん十分にある。
だが、その「助からなかった人」はもちろん猛獣に襲われて命を落とすために村に帰ることはない。
仮に襲われて大怪我をしながらもなんとか命からがら村に逃げ帰ることが出来たのであれば、「命が助かった」と言えるのだ。
要するに、「土下座をして助かった」という人は複数いても、「土下座をしても助からなかった」という人はその村に誰一人として存在しえなかったのだ。

村人A「おい、聞いたか!猛獣に出会った時に土下座をして助かったという人が出たそうだ!」
村人B「あぁ、この間も聞いたな!あの男の言った通りだ!」


こうして「イノシシやクマと言った猛獣に出会ったら、土下座をすると命が助かる」という発言をした狡賢い男は『村人へ猛獣に出会った時に助かる方法を考えた英雄』として、村人から尊敬されたのだった。

これはいわゆる『生存バイアス』と呼ばれるものである。
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