トモキにはハルキという双子の弟がいる。

ある日トモキはSNSでユウタという人物と繋がった。
きっかけは、ユウタにもコウタという双子の弟がいた事だ。
彼らは何度かやり取りをして仲良くなり、やがてハルキとコウタも含め4人で会うことになった。

ユウタ「目立つようにコウタと2人で赤いTシャツ着てくからさ、見つけたら声掛けてよ」
トモキ「了解ー」

そして約束の日。
赤いTシャツを来た2人組が待ち合わせ場所にいたので、トモキは後ろから声をかけた。

トモキ「もしかしてユウタ？」
ユウタ「！…トモキ？」

ユウタらしき人物が振り返ると、トモキは頭が真っ白になった。
彼は自分と全く同じ顔をしていたのだ。
さらにその横にはハルキと全く同じ顔をした男がいた。
ユウタと一緒にいるということは…おそらくコウタだろう。

状況が飲み込めず、トモキは動揺した。
一体ユウタとコウタは何者なのか…