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ノックもせず入ってきた…不採用。
閉所恐怖症…不採用。
前職が三ツ星フランス料理店勤務…不採用。
人気読者モデルでフォロワー数1万人…不採用。
ライフセービングサークルの部長…論外。
今年はロクな応募者が来ないなあと社長のカメオはぼやく。
カメオの採用基準が厳しいのはなぜだろうか?
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解答
吸血鬼の眷属にした後も困らない人材を探しているから。
解説
表向き企業の正社員募集だが、吸血鬼であるカメオは眷属候補を探していた。
選考基準は、吸血鬼になった後、体質と生活の変化で、本人が困らないか、周囲に吸血鬼だとバレる可能性が低いか、つまりは吸血鬼に向いているかどうかだ。
吸血鬼には「招かれないと家に入れない」という不文律があるため、ドアをノックすらしない奴には務まらない。
棺桶で眠る吸血鬼が閉所恐怖症では満足な睡眠がとれない。
吸血鬼は銀の武器に弱いから、銀のナイフやフォークが出てくるフランス料理なんて怖くて食えなくなるし、
読者モデルをやっているほどの者が、鏡やカメラに映らなくなって、それらを避け始めたら不自然だ。
ましてや日中の海でしか活動しないライフセーバーなんて、日光にすこぶる弱い吸血鬼にとっては、救助される側となるだけである。
吸血鬼は制約が多いから、今時の若者で条件を満たす人は案外少ない。
若者の吸血鬼離れ、か。
※吸血鬼の特徴や弱点については諸説あります。
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