将軍から拝領した、葵の御紋入りの家宝の皿。 その皿の管理を主人の青山は女中のお菊に任せていた。
青山の奥方は、自分よりも青山から信頼されているお菊を疎ましく思い、お菊の部屋からこっそりと皿を持ち出した。
そして夜、奥方が屋敷のはずれにある古井戸に皿を投げこむと、井戸の中で皿が真っ二つに割れてしまった。
さて、皿が割れたことで死ぬのがお菊では無いとすれば、死ぬのは誰?
青山の奥方は、自分よりも青山から信頼されているお菊を疎ましく思い、お菊の部屋からこっそりと皿を持ち出した。
そして夜、奥方が屋敷のはずれにある古井戸に皿を投げこむと、井戸の中で皿が真っ二つに割れてしまった。
さて、皿が割れたことで死ぬのがお菊では無いとすれば、死ぬのは誰?
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