ツイてない男の死」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「早まったことをしたな」
自宅の天井から垂れ下がっているロープで首を吊っている男の遺体を見て、刑事はそう呟いた。
遺体の足元には小さなイスがあり、本人直筆の遺書も発見された。
ロープやイスも自殺に使うには十分なもので、遺体の状況とも、部屋の状況とも矛盾はない。

さらに、関係者の話では、男は、会社をクビにされ生活苦であった。
また、最近、健康診断で悪性脳腫瘍が見つかったそうで、こんなにツイていない人生なら、いっそもう死にたいと周囲に話していたそうだ。

しかし、刑事は、他殺を疑い、関係者からもう一度詳しく話を聞くことにした。

なぜ刑事は他殺を疑った?
21年02月15日 21:27 [Zeekpec]
【ウミガメ】
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