持たず、作らず、持ち込まず。」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
ラテラテ王国のラテシン王子は、ウミガメのスープを飲んだ翌日に死んでしまった。
このことを痛く心に病んだラテラテ王は、「持たず、作らず、持ち込まず」の非ウミガメのスープ3原則を定め、これに違反したものは斬首刑に処すとお触れを出した。
しかし、冒険のお供である回復薬でありながら、健康な状態で飲むと最高にハイな気分でキメられるウミガメのスープは城下町、城内共に愛用者が多くおり、事実宮中のほぼ全員が3原則に反対した。
ただ一人、もっとも古株の老戦士アルフォンスだけが、自身が物流の関所にて番をすること、その命が尽きた時に3原則を解除することを条件に賛成した。

国を想い国民の半数に嫌われる仕事を引き受けたアルフォンス、馴染みの酒場でも話し掛ける人は少なくなったが、寧ろ前より上機嫌で語り上戸になった。

彼の死後、その理由を知った者は。
「成る程、そりゃ一杯食わされ……いや○○されたな」
アルフォンスが上機嫌で語り上戸になった理由は何?
20年10月10日 21:53 [sennrinn]
【ウミガメ】【闇スープ】
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